4/10-4/15 池ノ上DEEPDAN 「ゴンド画の魂-Jangarh Singh Shyamとその家族」
4/10~4/15に開催する「ゴンド画の魂-Jangarh Singh Shyamとその家族」展の
テーマはゴンド画のルーツ。
このサイトでも紹介しているゴンド画の第一人者、Jangarh Singh Shyam(1962-2001)の遺作が主役です。
(Jangarh Singh Shyam紹介ページはこちら)
Jangarh Singh Shyamは、家に描く壁絵やレリーフなどの村の伝統を、
「ゴンド画」という一つの形に昇華させた画家です。
ある面において、「ゴンド画」はJangarhが生み出したものと言っても過言ではありません。
今世界中で活躍しているゴンド画家たちの大半は
Jangarhから直接教えを受けたり、彼の作品から多くを学びました。
そのため、ゴンド画家たちは今でも彼を敬い、命日には毎年必ず村で儀式を行って
彼の生家の前に建てられた銅像に花束を手向けています。
Jangarhの死後、多くの作品はインド各地、世界各国に飛んで行ってしまいました。
家族でもどこにあるのかわからないほどです。
そんな彼の貴重な作品を、どうして日本で展示できるのか。
それは、今回の展示を共催するギャラリーDEEPDANに関係します。
DEEPDANのオーナー阿部櫻子さんは、若い頃インドを長く深く旅し、
その過程で出会い懇意になったJangarhから直接作品を譲り受けました。
作品は、これまでご自宅で大事にしまってあったそうです。
※詳しいお話は「インド櫻子ひとり旅」(木犀社)にあります。
昨年、櫻子さんと私とでインドを訪問し
Jangarhの家族に会ったことをきっかけにこの展示会が決まりました。
展示するのは櫻子さんが所蔵するJangarhの遺作と
Touch the GONDで紹介しているJangarhの家族(妻Nankusia、息子Mayank、娘Japani)の作品。
妻Nankusia、息子Mayank、娘Japani、
皆それぞれに自分のスタイルを追求し、独自の「ゴンド画」を切り拓いてきた画家達です。
ゴンド画はそもそもどういうものとして描かれていたのか、
Jangarhの遺した教えはどこにあるのか、
夫そして父の教えを受け継いだ家族は今、どこに向かおうとしているのか。
私もじっくりと考える機会になりそうです。
ぜひお越しください。
——
「ゴンド画の魂 -Jangarh Singh Shyamとその家族」
会期:4/10(火)~4/15(日)12:00~19:00
会場:DEEPDAN 地図はこちら)
住所:東京都世田谷区北沢1-32-17
アクセス:京王井の頭線・池ノ上駅 徒歩2分、小田急線/井の頭線・下北沢駅 徒歩8分
FBイベントページ:https://www.facebook.com/events/1701211219945536/
主催:DEEPDAN/Touch the GOND
各家を装飾する村の伝統を「ゴンド画」として広めたインドの天才画家、
故Jangarh Singh Shyam。彼の教えを受け継いだ妻と二人の子どもたち。
ゴンド画の今と昔を、芸術一家の想像力あふれる作品から振り返ります。
——